こんにちは。
老後を自分らしくハッピーに!
老後資産形成コンサルタントの浦井麻美です。
昨日は、仲良し女3人組でほっぺたが落ちるくらい美味しいメキシコ料理を食べながら、美味しいテキーラをそこそこ飲んでご機嫌な私です。
さて、今日は
高い金利通貨には2つの理由がある
についてです。
今回の内容はとても大事な話です。
私の大切な読者のみんなには本当に気を付けて欲しいことなんです。
みなさんは、銀行窓口や証券会社で高金利の国の投資信託を勧められたことありませんか?

そしてこれからも勧められる事があると思います。
どういう投資信託かというと、「南アフリカランド」や「メキシコペソ」「ブラジルレアル」や「トルコリラ」
こういった新興国の金利が高い国の投資信託です。
ちなみにどれだけ金利が高いかというと
・南アフリカは国の政策金利が3.5%
・メキシコは4%
・ブラジルは2.75%、
・トルコは19.0%
です。
スゴイでしょ~~?
トルコ以外は一時期よりもだいぶ下がってきたけど、それでも先進国よりはかなり高いです。
銀行窓口とかに行くと…
「お客様~、ご覧ください。
トルコの金利はこんなに高いのでとても魅力的ですよ~。
ちなみに日本の金利はマイナス0.1%ですから。
当行でもこちらのトルコリラ建ての投資信託が大変人気なんです~」
って言ってくるわけです。
他のブラジルレアルやメキシコペソ建ての新興国の投資信託もしかりです。
でもぶっちゃけ
「当行でお客様から大変人気」なのではなく、
「この投資信託をハメこむのが当行員の中で大変人気」なわけであって
決してお客さんにはメリットはほとんど無いんだよね。
ほとんどデメリットだからね。マジで!!!
みんなにお願いしたいのは
なぜこういった新興国の金利が高いのか?ということをいつも考えて欲しいんです。
新興国の多くは多額の借金が多いから高金利
高金利の新興国の多くは多額の借金が多いから、だから…高金利でもあるんです。
経済発展のために海外から資金を借り入れる必要があるということなんです。
海外からお金を借りないと国としてやっていけないから借金するんです!!!
もうちょっと言っちゃうと…
新興国の多くは、暴動だったりクーデターだったり、急な政変など色んなリスクが高い国だから、海外のお金の貸し手にはプレミアムを加えた金利を支払う必要があるんです。
高金利の理由2つ目はプレミアム
プレミアム金利がついてなければ誰も貸してくれないんです!!!
だから、新興国の金利は先進国の金利と比べてと~っても高いんです。
ここからが今日の話しのクライマックスに入っていくからね~~。
よその国の金融商品にお金を預ける際の最重要ポイント
私たち日本人がよその国の金融商品にお金を預ける際に一番重要なのが、
金利の高さではなく
/
為替レートなんです。
\
いいですね?チェックするのは金利の高さではなく、為替レートです。
為替レートの見通しです!!!
その国の通貨が日本円に対して将来、強くなるのか弱くなるのかです。
話しを分かりやすくしましょう。
いまだとドル円相場は108円台ですね。
私たちが外貨建ての商品に投資するのはその通貨に対して円高の時です。
ドル円相場で例えると例えば105円の時に買う(投資)するんです。
そして売却して利益が出るのは、買った時の為替レートよりも円安の時です。
ドル円相場で例えると、例えば120円の時に売却するんです。
さて、高金利の新興国通貨に話を戻すと
例えばトルコリラに投資すると仮定して売却して利益を出すためには投資(購入)した時よりも売却する時のトルコリラの為替レートが強くないと儲かりません!!!
そしてここが重要なんですが…
トルコリラの為替レートが将来的に強くなるということは、日本と比べてトルコの経済成長が高いということです。
トルコの経済成長って今後あるのかどうか?
オスマントルコ時代に世界を制覇してた時代はもう過去の亡霊のようだよね~。
実際にトルコリラ対円の為替レートを見てみると
5年前、トルコリラ/円が37.53円だったのに対し、
現在は13.30円と大きくトルコリラ安、すなわち円高になってるんです。
率で言うと64%も円高になってるんです。
と言うことは、いくら金利が高くても為替でデッカイ損が出ちゃう!!!!
ってことなんですよ。
外貨建ての商品に投資する際の考え方はこうだ!
▶︎その投資対象の通貨の国が日本と比べて将来、経済成長するかどうか?
ココが大事な部分なんです。
もう一度繰り返しますよ。
金利の高さではありません。日本と比べて将来、経済成長するかどうか?です!
こういう事も自分に知識があるかないのかによって運命の分かれ道なんです。
知識がない故に、銀行の窓口のお姉さんにヤラレちゃうんです!!!
知識をつけるための学びや努力をしてる人には
ちゃ~~んとお金の女神様がほほ笑んでくれるんです。
次回は為替レートの話しでもしようかな。
最後までお読みいただき大感謝^^
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